Cover Photo Boxユキノシタ おきっぱなしで ごめんね 忘れてたわけじゃ ないんだよ 大切な羽根だもん クロモジ クロモジは 爪楊枝になる 高貴な香りは ハーブティになる ぼくはなんになる? サーフィンの人 でっかいなぁ 空も海も 潮騒を聞きながら 目を閉じて 広がりの中へ しずく 中心に向かって 丸くなれ 丸くなれ 中心で会おう 君とぼくと 水芭蕉の上で ひとやすみのあとは ひとっ飛び 気分を変えて 大地を 見下ろす 菜の花と桜 鮮やかな人 おとなしい人 好みはあるけど どちらも 素敵 春の空 どう? 空の気分 春の風に 仲間入り する 菜の花 この春は気分を変えて 菜の花が好き いつも微笑んで 仲良く歌を 歌ってるから キンポウゲ 春は君がお留守番 開いた花に、「いってきます」 「ただいま」の頃はもう閉じている 外に出て帰ってくることを 花と共に暮らしているような 玄関先のキンポウゲ 川面 水の流れに ただ惹かれ ジッと見つめている 何かを感じているのでも 何かを感じたいのでもなく ただ惹かれ 見つめている 幸せ 雪 雪を 中谷宇吉郎は天からの手紙と呼んだ ぼくは天よりの贈り物 って気がする 手紙が心の贈り物なら だったら雪はやっぱり 手紙で 贈り物 天の心が ほら 雪の中に 君にもぼくにも 雪は贈り物 ひとひらずつ みんなちがう顔をしている 天よりの 雪 満月 月に一度 宙のあなたに 出会うとき 生きていてよかった と 思う |